スディルマン、ポンドックインダ、バリチカラン
 

チフスの真実

Q 以前我が家の運転手が、チフスにかかったと四日ほど休んだことがありました。休む前二日ほど熱っぽかったらしいのですが、いよいよ我慢できず医者に行ったところ、血液検査をしてチフスと診断されたそうです。何と原因はインドミーの食べ過ぎ?とは本人の弁ですが。その時は、へぇ~と話を聞いていたのですが、今度は息子さんが高熱で医者に行き、検査の結果、チフスの兆候があると言われたそうです。それで民間療法のミミズを煮出して作った薬を飲ませ治したと言っていました。

なんでもチフスだといえば 納得するのがこの国の文化みたいなものです。チフスといえば 仕事を休むにはちょうどいい感じの病気なのです。

 本当にチフスなら

 1 発熱が続く・・・上がったり下がったり ときにデング熱と
   間違えることはまめずらしくありません。

   腸チフスという名前から 下痢があると思う人が多いですが
  下痢を伴うことは かえって少ないのです。

 2 診断は 細菌を培養して チフス菌がでることですが ウィダル検査という簡易検査で チフスが診断できると インドネシアの医者の80%が信じていますが まったく信頼性のない検査です。

 3 熱の形 白血球数 血小板数 肝機能の異常など 複数の
 条件でチフスと思われれば 抗生物質を与えます。
  抗生物質はよく効きます。

 4 チフスなら通常治るまでに一週間は必要です。


 5 チフスは予防接種ができますし 伝染病ですが 人にはあまり
 うつらない傾向で 手洗いと便の処理が大切です。

 6 腸チフスは ときに下血を起こす可能性があり それは重い
 場合です。

 7 腸チフスは 治っても 身体のなかに生きていて いわゆるキャリアーという状態になることがあり 再発することがあります。

 だいたい そんなところです。

 その辺のところを外国人のぼくが インドネシアの若いお医者さんに教えているのが 時々可笑しくなります。


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※「よろずインドネシア」の医療相談掲示板にてご相談のあった内容を紹介しています。


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