スディルマン、ポンドックインダ、バリチカラン
 

良い死に方・悪い死に方(中)

Q 先生は人生の入り口の専門ですが、出口も誰にでもあり、入り口は自分自身ではコントール出来ませんが、一度しかない出口は自分である程度コントロール出来、綺麗に、誰にも迷惑を掛けずに、出たいと思います。

人が亡くなることが多い科から 逃避して 生まれる方に行ったのが第一の理由ですが その後 さまざまな科に関わり インドネシアに来る前には 老人施設の雇われ院長として 毎日 平均年齢80数歳の方々のお世話をしていました。

一ついえるのは こういう風に・・・とはっきり意識している方はかなり そのとうりに最後を迎えられることが多いということです。

独立した人格の方は 最後も独立して最後を迎えることができる・・というのは ぼくの医者の師匠に教えてもらったことです。実例としては わが両親を見た師匠が「君の両親は 寝たきりになるタイプじゃない」と予言をしてくれました。

母は90ながら まだ存命ですし 自分のことは だいたい自分でできるレベルです。糖尿と肺がんがありますが インシュリン注射だけでほかのことは何もしていません。

Q 昨日まで元気で、夜床に入って、朝、自然に死んでいた話を聞きますが、母は如何すれば、その様な死に方ができるのか羨ましい(?)と言っています。今、母は一人暮らしで、週1回のヘルパーさんの掃除以外は、自分で全て何でも出来ます。私は、脳梗塞で、倒れたら大変なので、母に高血圧の薬と、コレステロールを抑える薬は欠かさないように言ってあります。

まことにそれは ありがたい状態で そこまで自立なさっているお年寄りですから 願った通りになると思うものです。無理をせず養生するに限ります。

念のためには 無駄な延命治療は望まない旨の書類をつくり記名捺印しておけば どの医療機関も喜んでそうしてくれるでしょう。そういう段取りをするものが いわゆるかかりつけ医でもあります。

わが叔母の話ですが 88歳で甲状腺がんが見つかり そのままでは後一月ということで 手術も考えたのですが リスクが高いこと 根治は難しいことで ある病院に入院して 半年後 おおきな苦痛無しに旅立っていきました。主治医は 末期医療の専門家で こちらの意向を十分理解して 万全と言って良いほど 思ったとうりの旅立ちになりました。

(以下、明日に続く)


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※「よろずインドネシア」の医療相談掲示板にてご相談のあった内容を紹介しています。


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