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タケノコ医療相談

(質問) 無重力のスペースシャトルや月では、難産になるのでしょうか

Q 祖母が50‐60年前に助産婦をしており、お産に関して様々な話を聞かしてくれました。私自身も祖母が取り上げた子供の一人です。祖母の話で、予定日が近づくと、海の潮の満潮の時間を気にしており、子供が生まれやすくなると言っていました。確かに潮の干満は月との関係で、地球の重力によって起きるので、重力が大きくなれば、それに引っ張られて、子供が産み落とされる様に感じられます。逆に、馬鹿げた質問で、無重力のスペースシャトルや月で将来出産する様な事になれば、難産になるのでしょうか!!!???

又犬の日に腹帯を巻くのが多く忙しかった様ですが、これは犬の安産にあやかった風習ですね。 先生の経験では如何でしょうか?

人間は哺乳類で 昼行性の動物ですが 産科医として2000例のお産に関わった経験から言えば お産は圧倒的に夜に多いといえます。

薬を使ったり極力しない自然分娩するかぎり 夜・・すなわち太陽が沈んでいる時間帯に多いと言えます。

これは動物として当たり前のことで お産をしている動物のなんと無防備であることを思えば当然のように感じます。潮の満ち引きに関係するという言い伝えは昔からありますが 残念なことに それをきちんと分析はしていませんので・・・。

私見では 陣痛は光によって抑制され 光が遮断されると強くなるというメカニズムがあるのではないかと思います。その意味で 明るい分娩室のなかで 器械に囲まれてする近代的お産はどんなものか?とずっと思っています。

お産というのは ひとつの奇跡であり 人間に残されている自然のひとつですね。その意味で 産科の医者などより 経験のあるお産婆さんのほうが知恵があることが珍しくありません。若き産科医であったぼくを鍛えてくれたのは 50年の経験のあるお産婆さんでした。

 あなたのおばあちゃんのようなお産婆さんは日本では少数になりつつありますが 産科医のなり手のないような日本では 今後お産婆さんの価値が見直されてくると信じます。

 お産は 自然なのですから 医療が中心になるような周産期の管理はおかしいとも思います。


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